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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

オウム施設一斉立ち入り 八潮など全国25カ所 公安調査庁

WEB 埼玉


2006年9月17日(日) 

 公安調査庁は十六日、団体規制法に基づいて、オウム真理教(アーレフに改称)の八潮市大瀬など全国十六都道府県の教団施設二十五カ所を一斉に立ち入り検査した。公安調査官約二百五十人を動員しており、立ち入り対象、態勢ともに過去最大規模。

 松本智津夫死刑囚(51)の刑が確定したことを受け、信者に動揺が走り突発的な行動に出る兆候がないか確認するのが狙い。立ち入りの結果、後追い自殺や違法行為を戒める内容の文書が信者に配布されているのを確認した。

 検査対象は、実質的な本部である烏山施設(東京都世田谷区)をはじめ、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪―などの各施設。

 公安庁によると、文書は二枚一組で教団の「役員会」名義。複数の教団施設内で見つかり、松本死刑囚の特別抗告が棄却された十五日付だった。死刑確定で教団に社会の注目が集まることや、教団が松本死刑囚を東京拘置所から「奪還」する危険性が指摘されていることなどが記され、不穏な行動を戒めているという。

 また、施設にいた計二百人以上の信者の大半に聞き取り調査し、地下鉄サリン事件の被害者遺族について「つらい心情も理解できるが(松本死刑囚の説く教えの)『カルマの法則』を知っていれば、家族の死も理解できる」と独特の教義に基づく発言をした幹部が一人いたという。

 全国一斉の立ち入り検査は三回目。過去二回は、松本死刑囚の一審判決を控えた二〇〇四年二月と、東京高裁が控訴趣意書の提出遅延を理由に控訴棄却を決定した後の今年四月。

【共同】
by miya-neta | 2006-09-17 10:35