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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

自殺予告の手紙 県教委『重く受け止める』

東京新聞 群馬


 県教育委員会に十三日に届いたいじめによる自殺予告の手紙。会見した県教委の清水和夫教育次長は、いじめを受けた生徒本人からの手紙ととらえ、「いじめ問題全体を考えてほしいと読める。重く受け止めなければならない」と話した。

 手紙は、「いじめもリストカットも不登校もなくならない」「あんな所に行っても意味ない」などと、いじめ被害に加え、不登校もうかがわせる内容だった。清水教育次長は「同じ立場の全員に働きかけ、命を絶つことがないようにしていかなければ」と述べた。

 県教委の内山征洋教育長は緊急アピールで、手紙を送った人に「絶対に死んではいけない」と呼び掛けたほか、いじめをする子どもにも「想像力を働かせてほしい。いじめは犯罪だ」と強調。教師や家族、地域の大人に「子どもは必ず守り通すことを示してほしい」と訴えた。

 手紙は匿名だが、消印が前橋東郵便局の可能性があることや、「広瀬川で手紙のコピーをばらまいたあと自殺する」との文面から、県教委は前橋市教委に特別に連絡し、県警にも伝えた。同市教委は同日夕に対応を協議し、各校に命の大切さやいじめ撲滅のアピールを校内集会を通じて徹底するよう、同日中に全校に通知した。

 いじめによる自殺予告手紙が県内に届いたのは初めて。文部科学省によると、六日から十二日までに文科相あてに同様の手紙は九通届いている。 (石屋法道、藤原哲也)
by miya-neta | 2006-11-14 10:51 | 教 育