「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

【主張】教育基本法改正 参院でよりよき案目指せ

コラむニュース:イザ!


2006/11/23 05:51

 教育基本法改正をめぐる実質審議が参院特別委員会で始まった。沖縄県知事選(19日)もあって、審議拒否を続けていた野党4党が重要審議に復帰したことは当然とはいえ、評価したい。今度こそ、野党第一党の民主党は与党との修正協議に応じ、より良き法案づくりを目指すべきだ。

 参院特別委では質疑に先立ち、伊吹文明文部科学相が政府案、民主党の佐藤泰介氏が対案の日本国教育基本法案の趣旨説明をそれぞれ行った。

 両案には共通点が多い。ともに家庭教育について、保護者が子供の教育に第一義的な責任を負うとしている。参院で焦点とされる「教育問題3点セット」の一つ、いじめ問題を解決するためにも、重要な規定である。

 愛国心について、政府案が「我が国と郷土を愛する態度を養う」としているのに対し、民主党案は「日本を愛する心を涵養(かんよう)する」とより踏み込んだ表現をしている。また、宗教的情操教育について、政府案は「宗教に関する一般的な教養」との表現にとどめているが、民主党案は「宗教的感性の涵養」と明記している。

 どちらの表現が良いか、与野党でつめてほしい。伊吹文科相は宗教的情操について「一般論として必要だ」と述べており、歩み寄りは可能だ。

 教育行政については、教育現場での法律順守の徹底を求める政府案と民主的な学校運営を強調する民主党案の間で、かなりの隔たりがある。民主党は教育委員会の廃止も主張している。

 民主党は現行の教育基本法を見直すべきだという認識では、与党と一致している。現行法には、愛国心や宗教的情操の規定がなく、親の責任も不明確だ。与党と知恵を出し合うのが責任野党のあるべき姿であろう。

 かつての社会党を彷彿(ほうふつ)とさせる「徹底抗戦」戦術を民主党が1週間で放棄したのは、もはや国民の理解を得られないと考えたためだろう。
 選挙における野党共闘路線を重視するあまり、政策論を置き去りにしたことが問題なのである。

 民主党は焦点の防衛省昇格法案への賛否を明確にしていない。国の根幹にかかわる重要政策を政争の具にしている限り、民主党への信頼感を高めることにはならない。
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by miya-neta | 2006-11-23 05:51 | 政 治