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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

豊川&寺島「愛の流刑地」の半分は濡れ場

シネマニュース : nikkansports.com


豊川&寺島「愛の流刑地」の半分は濡れ場_b0067585_2358467.jpg 映画「愛の流刑地」が11月30日、都内で行われた完成記念プレミア上映会で初公開された。原作は官能的性描写が話題になった渡辺淳一氏の同名小説で、目玉はもちろん主演豊川悦司(44)と寺島しのぶ(33)の絡み。期待を裏切らず、オープニングから4分51秒ものベッドシーンが繰り広げられる。上映時間2時間6分のうち半分は2人の愛の営みという、官能描写にこだわった一作だ。新春1月13日から全国東宝系でロードショーされる。

 映画は冒頭から激しいベッドシーンが4分51秒も続いた。作家村尾菊治(豊川)が、愛する人妻入江冬香(寺島)と交わりながら殺害するシーンだ。長いセックスシーンから映画が始まるところに、官能シーンへのこだわりが表れている。一部週刊誌はあまりにリアルな演技に、豊川に対し「本番をやっているのでは」と取材攻勢をかけたほどだった。

 9月の製作発表会見では激しいラブシーンを思い出して涙ぐんだ寺島も、この日は完全に吹っ切れていた。「本当に丸裸で(演技が)できたので、それを感じていただきたい」。鶴橋康夫監督も「まさに弥勒菩薩(みろくぼさつ)。心も体も素っ裸。ちなみに寺島さんは鎖骨の下も含めて、全身に25個のほくろがありました」とジョークで応えた。

 原作者の渡辺氏は「私の原作は40本近く映像化されてきた。その中でも今回が一番よかった。ほぼパーフェクト。この話(の内容)で泣けるというのは、奥深い作品ということ」と絶賛。寺島の実母で共演者の富司純子も「親として言うことはありません。とても良くできていました」と太鼓判を押した。

 関係者によると、上映時間2時間6分の約半分をラブシーンが占め、絡みは計10回にも及ぶという。「R-15指定にせざるを得なかった」と明かす。97年に公開され話題を呼んだ渡辺氏原作の「失楽園」とは比較しようがないほど、濃厚な絡みのシーンの連続だった。

 撮影現場でもラブシーンにこだわったという。鶴橋監督は「朝9時からベッドシーンの撮影。まさに寝起きから」。寺島も「監督の要求にすべて応えた」と覚悟を決めて臨んだ自信作。究極の渡辺文学作品に、観客はどのような評価を下すのだろうか。

[2006年12月1日8時41分 紙面から]
by miya-neta | 2006-12-01 08:41 | 芸 能