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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

教育再生会議:「ゆとり教育見直す」中間報告素案で明記

教育:MSN毎日インタラクティブ


 政府の教育再生会議(野依良治座長)で学校教育の改革を協議する第1分科会は30日、来年1月にまとめる中間報告の素案を公表した。「不適格教員を排除するため、あらゆる制度を活用する」との姿勢を打ち出し、保護者や児童・生徒が教員評価に参加する第三者評価を打ち出した。また、学力向上のため学習指導要領を改め、「ゆとり教育を見直す」と明記した。

 素案では、学力向上に向け、国語や英語、算数(数学)、理科の授業時間を重点的に増やす方針を明記。多様な「生きる力」の育成のため導入された「総合的な学習の時間」の短縮など「ゆとり教育」行政の転換を求める姿勢を鮮明にした。

 また来年4月に約40年ぶりに実施する全国学力テストで、各小中学校に平均点などの調査結果を伝える時期を、文部科学省計画の9月から夏休み前の7月に前倒しするよう提案。成績のよかった学校の取り組みを公表し、他校にも実施を促すことを提言した。

 教員への評価では、校長だけでなく保護者や児童・生徒も加わることを提唱。教員免許更新制も「不適格教員の排除」のため厳格な運用を求め、5、10年研修でも適性を審査することを提案した。「団塊の世代」の大量退職に向け、社会人や理系研究者の教員登用も盛り込んだ。

 学校や教育委員会制度では、将来的な検討課題として、独立行政法人などを活用した学校、教委の第三者評価の実施を提案。教育委員から互選される教育委員長の輪番指名の排除や、学校に「副校長」「主幹」などの管理職を複数配置して学校運営を強化するなど、体制の大幅な見直しを提唱している。

 これとは別に、地域や家庭教育のあり方を検討する第2分科会も郷土の風土や歴史を学ぶ「ふるさとの時間」授業の導入や、ボランティア活動の実施、「家族の日」の創設を盛り込んだ素案をまとめている。【平元英治】

毎日新聞 2006年11月30日 21時12分
by miya-neta | 2006-11-30 21:12 | 教 育