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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

いじめ撲滅へ連携 利府の小中高11校がアピール文決議

河北新報ニュース


いじめ撲滅へ連携 利府の小中高11校がアピール文決議_b0067585_9144428.jpg「いじめをなくそう」と中学生に呼び掛ける利府高の下田生徒会長

 地域の子ども同士が協力していじめ問題に取り組もうと、宮城県利府町の小中高など11校の児童・生徒会でつくる「十符(とふ)っ子ブラザーシップ」がアピール文を決議した。利府高の生徒代表は15日、町内の中学校を訪れ、「いじめをなくそう」と後輩たちに呼び掛けた。

 ブラザーシップは利府高、利府養護学校と3中学校、6小学校で構成され、児童生徒は計約5000人。小中高生が学校の枠を超えていじめ問題で連携するのは「全国でも例がないのではないか」(町教委)という。

 アピール文は3条から成り、「わたしたちは、勇気を持って、いじめを止めます」「自分がされていやだと思うこと、相手がいやだと思うことはしません」「からかうこと、見て見ぬふりをすることはしません」となっている。

 各児童・生徒会の役員計33人が14日、町役場で会議を開き、アピール文を採択した。参加者からは「一人一人の意識が大事」「異なる学年でも一緒に遊ぶようにしたい」「校内に監視カメラを付けたらどうか」などの意見も出た。

 鈴木勝雄町長は会議で、「各学校の決意がひしひしと伝わってきた。町からいじめをなくすために皆さんと一緒に努力する」と述べた。

 アピール文は今学期中、利府高の生徒会が利府養護学校と3中学校に出向いて直接、説明する。各中学生の代表者も校区内の小学校を訪れ、いじめをしないように訴える。

 15日は利府高生徒会長の2年下田翔平君ら2人がしらかし台中を訪れ、同中生徒会長の2年柚木貴光君にアピール文を手渡した。下田生徒会長は「アピール文を重く受け止め、実行に移そう。『自分に関係ない』『止めるのは恥ずかしい』と思っていては、いじめはなくならない」と呼び掛けた。
 ブラザーシップは「町は一つの学校」を理念に昨年発足し、防犯活動やあいさつ運動などに取り組んでいる。

2006年12月15日金曜日
by miya-neta | 2006-12-15 09:13 | 教 育