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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

会員60万人…結婚相談業に「マル適マーク」検討

話題!ニュース:イザ!


2007/02/02 06:06

 ■苦情、少子化対策…経産省が実態調査

 少子化の原因ともなっている「晩婚化」「未婚化」対策の一環として、経済産業省は、結婚相手紹介サービス業の実態調査を始めた。上司や親戚(しんせき)による「見合い結婚」が激減する中、結婚相談業へのニーズは年々高まる。一方、「大金を払ったのに、理想の人を紹介してもらえない」といった苦情も増加の一途だ。同省は調査結果を分析し、優良事業者への「マル適マーク」交付の認証制度などを検討する。

 晩婚化は年々進み、平成17年の平均初婚年齢は男29・8歳、女28・0歳。未婚率も同様に男(30~34歳)47・1%、女(25~29歳)59・0%と増加傾向が続く。

 結婚相談業・情報サービス業者の形態は(1)結婚希望者どうしを引き合わせる仲人型(2)会員の登録データに基づき相手を紹介するマッチング型(3)会員同士の自主的な出会いを支援するインターネット型-の3つに分類される。

 経産省が昨年公表した報告書の推計では、業者数は3800前後で、その約7割が個人事業者。大半は仲人型だ。一方、ネットの発達などで、会員数は約60万人(男女比6対4)、市場規模は600億円にのぼるとみられる。結婚を希望しながら適当な相手が見つからない独身者は多く、紹介サービスの潜在需要が浮き彫りになった。

 ところが、「写真を送りあったが一度もお見合いできない」「紹介された相手が希望条件に合わなかった」など顧客満足が難しいのがこの手のサービスの実情。しかも、多くが前金制のため解約トラブルも多く、国民生活センターへの苦情・相談件数は平成8年に1000件、14年に2000件、17年に3000件を超えた。

 一方、経産省のアンケートに、業界側の約半数が「いかがわしいサービスと混同され不信をもたれる」「顧客が過剰な期待をしすぎる」「入会を知られると恥ずかしいとイメージされる」などの悩みを抱えている実態も分かった。そのため経産省は今年に入り、センターの協力を得てこれらの苦情内容の分析に着手。今年度内をめどに、業界の問題点を整理し、認証制度も含めて、業界の信用度向上をめざす。
by miya-neta | 2007-02-02 06:06 | 社 会