いじめ原因、233事件=傷害など4年連続増、中学生77%-警察庁
2007年 02月 15日
2007/02//17 16:41
昨年1年間に全国の警察が検挙・補導したいじめに絡む事件は、前年比41.2%増の233件で、4年連続で増加したことが15日、警察庁のまとめで分かった。検挙・補導人員も41.1%増の460人に上り、うち中学生が76.5%。原因・動機(複数回答)では「力が弱い・無抵抗」が46.3%で突出した。
同庁は「いじめに対する関心が高まり、事件が顕在化した面はあるが、現れたのはごく一部で、いじめ自体ははるかに多いのではないか」としている。
233件のうち、いじめる側による傷害や強要などが223件、仕返しによる事件が10件だった。
検挙・補導人員のうち、小学生は5人減の18人、中学生が112人増の352人、高校生が27人増の90人で、中学生の急増が目立った。