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by miya-neta

いじめ解決成功集、文科省全国配布へ

ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


いじめ解決成功集、文科省全国配布へ_b0067585_21203919.jpg 文部科学省は15日、いじめ問題に対する学校現場の取り組みを、初めて事例集にまとめた。いじめた生徒を出席停止にし、指導した結果、生活態度が改善したケースなどが紹介されている。

 同省はこの事例集を来月中に全国すべての小中高校に配布する予定で、「成果のあった取り組みばかりなので、ぜひ参考にしてほしい」と話している。


学級委員「絶対守る」 出席停止別室指導

 同省は昨年12月、全国の教育委員会や学校から、学校ぐるみでいじめを解決した事例などを募集。寄せられた約180件の中から37のケースを選んだ。

 小学6年の男子が8か月にわたり、同級生3人に「授業中にノートをとるな」などと理不尽なことを命令していた事例では、担任がクラス内の学級委員8人に協力を求めて解決した。いじめられていた3人は、学級委員が「絶対に守る」と約束したことを心強く思い、いじめた男子に「命令されるのは嫌だ」とはっきり言えるようになった。

 同級生1人を暴行するなどした中学生7人を4日間出席停止にし、その後3か月、別室で個別指導した例も載せられている。個別指導の期間中、教職員が総出で老人ホームや農園での体験活動をサポート。加害生徒はクラスに復帰後、態度が良くなったという。

 当初は「いじめられる子供にも問題がある」と思っていた小学校教諭が、当事者の気持ちを知り、「いじめは許されない」と気づいた事例も紹介されている。

 忘れ物の多い女児が、同級生から非難されたり、悪口を言われたりしているのを見ても、担任の教諭は「悪口や非難は『忘れ物をしない』というクラスの目標を全員で守ろうとする姿勢の表れ」と容認していた。しかし、女児が「自分も頑張っているのに。クラスにいるのがつらい」と養護教諭に打ち明けていた事実を知って反省。「やろうと思っても出来なかった経験がだれにでもあるはず」とほかの児童に訴え、女児の心情を理解させたという。

(2007年2月16日 読売新聞)
by miya-neta | 2007-02-16 10:28 | 教 育