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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

北教組小樽市支部、市教委の学力調査にも非協力指示(北海道)

教育行政 : 地域ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


 北海道教委のいじめ実態調査に、北海道教職員組合(北教組)の指導で教員の多くが協力しなかった小樽市で、市教委が昨年、中1を対象に実施した学力調査に対しても、北教組小樽市支部が文書で非協力を指導していたことが4日、明らかになった。各校では校長、教頭が試験監督を務めたが、市教委から職員派遣を受けた中学もあった。結果が各校へ返却された後も、一部の学校では担任が生徒への配布を拒み、2か月半も“放置”されていた。

 小樽市教委によると、昨年5月実施の「学習到達度調査」は中1生約990人を対象に国語、数学の2教科で小学校の学習内容の定着度を測ったほか、生活・学習意識調査も行った。

 市教委は「話す・聞く能力」など観点別にチャートで評価。各校には昨年11月8日に自校と市全体の結果、さらに個々の生徒の評価を配布した。市教委は各校に、担任から声をかけて生徒に渡すよう指示した。

 ところが、北教組小樽市支部によると、実施前に市教委から説明を受け、<1>学校間の競争をあおり学校の序列化につながる<2>生徒の学力は定期テストや授業の中で十分に把握している<3>テストの点数で把握できる学力もあるが、それだけではない――などの理由から調査は不要と判断。各中学の「分会」に非協力を文書で指示した。

 このため、校長らによると、実施の際、市内14中学のうち少なくとも12校で校長、教頭が試験監督を担当。3校で市教委の応援を受けたほか、体育館でまとめて行った中学もあった。

 市教委は11月8日に評価を各校に返したが、11月中に担任が生徒に渡したと確認できたのは1校。多くは2学期の終業式後となり、2校は1月下旬になった。

 北教組小樽市支部の熊澤哲美書記長は「返却の非協力は指示していない。各中学の事情があったのでは」としている。

 市内のある中学校長は「生徒のことを考えると、結果が届いた11月にすぐに返したかった。北教組の対応は残念」と嘆く。

 市内のPTA女性(39)は「いじめ調査と同じで反対の理由がわからない。生徒の実力を把握して改善しようとなぜ考えられないのか」と話している。

 別のPTA女性(47)も「保護者のもとに来るのは自分の子どもの結果だけで学校ごとの結果は分からないから、学校間の競争をあおるという主張も理解できない」と疑問を呈している。

 文部科学省は今年、大規模な学力テストを実施するが、北教組は1960年代にも大規模な学テ反対闘争を展開したことがある。

(2007年2月6日 読売新聞)
by miya-neta | 2007-02-06 13:35 | 教 育