いじめ対策に教職員用マニュアル作成-高松市教委
2007年 02月 23日
2007/02/23 09:55
はてなブックマークに登録 メールで記事を紹介 印刷する 一覧へ
高松市教委は二十二日、教職員向けのいじめ対策マニュアルを発表した。対策を、早期発見、早期対応、事後対応の三段階に区分し、取り組みの方策をフロー図化。各教職員が共通認識の上で指導できるようにした。
マニュアルは昨年、全国的に多発したいじめ問題の中で、学校側の不適切な対応が多く指摘されたことを受け、県内の市町で初めて作成。これまで臨時の校長会や研修会などで市教委から現場へ通知してきたことをまとめた。
早期対応では、(さ)ささいなことも(し)親身になって(す)すばやく(せ)誠意を込めて(そ)その日のうちに措置、相談―の「さ・し・す・せ・そ」を目標に掲げた。また、個人情報に配慮した上で、事案の内容は、保護者、地域、マスコミなどに積極的に公開すべきとした。
早期発見では、子どもや保護者との信頼関係構築の重要性を強調。事後対応では、子どもたちの人間関係の把握を継続的に行うことに重点を置いている。