「いじめ・虐待やめて」 道、道教委、道警が緊急宣言
2007年 03月 08日
2007/03/08 06:58
道と道教委、道警は七日、いじめと虐待の撲滅を訴える「子どものいじめ・虐待防止緊急宣言」を出した。道教委の調査で、公立の小中高の児童生徒のうち約二万人がいじめを受けていると答えたことや、道内の児童虐待が増加傾向にあることを踏まえた。
宣言では、児童生徒向けに「いじめを受けている人のつらさを考えて」「つらい思いをしている人は誰かに伝える勇気を」と訴え、道立教育研究所の相談窓口の電話番号を記した。保護者に対しては「子どものわずかな変化を見逃さないで」などと呼びかけている。
子育てに悩んでいる保護者に対し、心配や不安について児童相談所などに相談するよう呼びかけている。道や道教委は、宣言が書かれたチラシを小中高校や児童相談所などに配布する。