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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

いじめ件数“二重チェック” 小野市の新設課

神戸新聞


2007/03/13

 四月から課に相当する「いじめ担当グループ」を市長部局に新設する小野市は十二日、学校からいじめ件数の報告を受けるのとは別に直接、小中学生から件数情報を集める「二重チェック」の導入を決めた。教諭が把握したいじめの状況と、子どもが感じた実態の“ギャップ”を確認するのが目的。加害者からの報復を恐れるなど、いじめられた事実を教諭に伝えられない子どもがどの程度いるかを調べる狙いもあり、県内でも例のない取り組みとして注目を集めそうだ。(金井恒幸)

 同日の市会一般質問で、蓬〓務市長が方針を示した。

 市は四月から、市教委とは別に市長部局にいじめ担当グループを新設。専門相談員を配置し、将来的には二十四時間対応を目指す。

 まず対策を進める基礎データとして、いじめ件数の正確な把握方法を検討する。「学校からの報告件数より、子どもへの直接調査による件数の方が多いはず」との想定で、教諭からは三月下旬に、小中学生からは四月以降に、それぞれ件数などを集める。件数の差を確認し、いじめの潜在化を防ぐ対策づくりに役立てる。

 子どもへの調査の際は筆跡で本人とは確認できないよう、○×式を主に採用するなど報復防止に配慮する。

 ほかにも、学校正門前にいじめ情報報告専用のボックス設置を検討。常時、いじめ情報の把握に努める。

 蓬〓市長は「徹底的に子どもの目線に立ちながら、いじめ情報を客観的に集める仕組みを考えたい」と話した。


(注)〓は「草」の「早」の部分が「來」
by miya-neta | 2007-03-13 10:24 | 教 育