タイム誌「世界の百人」に任天堂専務ら、米大統領は選外
2007年 05月 04日
【ニューヨーク=白川義和】4日発売の米誌タイム最新号は、同誌が選定する恒例の「世界で最も影響力のある100人」の特集記事を掲載した。
日本からは、家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」を送り出した任天堂の宮本茂専務とトヨタ自動車の渡辺捷昭社長が選ばれた。
同誌は宮本氏を「テレビゲームが万人のためにあり、人々を結びつけるものであることを示した」と称賛。渡辺氏については、トヨタが米自動車レース、NASCAR(ナスカー)の最高峰シリーズに参戦するなど、ビジネスだけでなく、米社会に溶け込む重要性を理解していると評価した。
「100人」の特集は2004年から始まり、今年で4回目。ブッシュ米大統領は支持率の低下もあり、今回初めて「落選」した。100人にはこのほか、中国の胡錦濤国家主席やスーダンのバシル大統領、国際テロ組織アル・カーイダの指導者、ウサマ・ビンラーディンらが入っている。
(2007年5月4日19時35分 読売新聞)