「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

教育再生会議:政府・与党の参院選懸念で「親学」先送り

行政:MSN毎日インタラクティブ


 政府の教育再生会議が11日、「『親学(おやがく)』の緊急提言」の発表先送りを決めたのは、「母乳による育児」などに関する提言を出せば、参院選を前に女性層の離反を招くとの懸念が政府・与党内で出たためだ。「親学」との表現も使わない方針。ただ委員の間には、子育て指針について「第2次報告では具体的なものを盛り込んでいきたい」(義家弘介同会議担当室長)との意見もあり、5月末ごろに予定される第2次報告に向け問題が再燃しそうだ。

 「批判に耐える内容ではなかったというよりも、たたき台を議論していただいたところだ」。山谷えり子首相補佐官は11日の会見で、先送りをこう釈明した。

 4月25日の提言の概要に盛り込まれていた母乳による育児や子守歌の推奨は、安倍晋三首相の保守支持層が求めてきた内容。しかし与党は「女性にとって微妙な問題」(自民党文教族)とみて、参院選を控え女性層や無党派層の反発を危惧(きぐ)した。河野太郎氏ら衆院議員6人が8日発売の月刊誌「世界」6月号で、再生会議について「議論に深みがない」などと批判する論文を寄稿し、波紋は一気に広がった。

 伊吹文明文部科学相は塩崎恭久官房長官らに「人を見下した訓示をするのは適当でない」と忠告し、11日の会見では「親学として言われていることは悪いことではないが、できる環境にいる人は極めて少ないのではないか」と働く母親らの立場に配慮を示した。官邸内でも「政策の裏付けがなければ、また批判される」(政府筋)との声が強まり、10日夕、首相は山谷氏に提言の先送りを指示したとみられる。

 首相は11日の合同分科会で「議論がもっと物議を醸していい」と述べ、再生会議への期待感を示した。拙速さがつきまとう同会議だが、首相にとっては「安倍教育改革のエンジン」。第2次報告に子育て指針を盛り込む方向で調整する。【平元英治、佐藤丈一】

毎日新聞 2007年5月11日 22時15分
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by miya-neta | 2007-05-11 22:15 | 政 治