「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

首相、年金を争点化 「正面から取り上げないと勝てぬ」

asahi.com:政治


2007年06月05日02時34分

 年金記録問題などで内閣支持率が下落している安倍政権は4日、この問題を参院選の争点にすえる野党に対抗しようと動き始めた。首相は公約の最重要政策に年金問題の解決策を明記するよう自民党政調幹部に指示。柳沢厚生労働相も同日、照合作業の具体的なスケジュールを示すなど巻き返しに出た。一方、自民党がこの問題で作成したチラシには党内からも批判が寄せられるなど歯車がかみあわない対応も出ている。

 4日朝、首相は自民党の中川昭一政調会長、河村建夫政調会長代理、舛添要一参院政審会長と官邸で会談し、参院選の公約について「年金問題と医師不足対策の二つを緊急に最重要政策として採り入れてほしい」と指示した。当初は憲法改正や教育再生など首相の持論を「目玉」とする方針だった。しかし、年金記録問題の解決について「年金を正面から取り上げない限り選挙は勝てないとの認識で一致した」(舛添氏)という。公約は計155項目にまとめ5日に正式発表する。

 4日夜、首相は官邸で記者団に、内閣支持率が大幅に下落したことについて「やはり年金問題に対する国民の不安が表れたんだろう」と分析。今国会で成立をめざす社会保険庁改革関連法案と年金時効特例法案について「まだまだ浸透していない。丁寧に誠実に説明して不安を解消していく」と語った。

 この問題で柳沢厚労相は4日、厚労省内で記者会見し、「宙に浮いた年金記録」5000万件は、作業実施のためのプログラム開発期間を短縮することで、一部のスケジュールを前倒しすると公表した。また、同日から電話相談の24時間対応を始めるなど年金相談の体制を強化すると強調した。

 また、柳沢氏は年金記録問題の原因や歴代社会保険庁長官らの責任を追及する検証委員会を総務省に設置する考えも示した。これについては政権内から「参院選までに明らかにすべきだ」との声が出始めている。

 一方、自民党は先週末、年金記録問題についてチラシを作成し、都道府県連などに発送。チラシでは「基礎年金番号設計・導入時の厚相は菅直人・民主党代表代行」と批判している。

 しかし、菅氏が厚相だったのは橋本内閣時代で、菅氏の後任の厚相は小泉前首相。責任転嫁ともとれる宣伝戦術に自民党内からも「かえって世論の反感を買う」との声が噴出。森元首相は4日の大阪市の講演で「自民党もみっともない」と批判。首相が演説などで菅氏批判を繰り広げたことについても「総理も一緒になってそんなことを言い出している」と不快感を示した。

 このため、自民党執行部内にはチラシを作り直すべきだとの意見も出始めている。

 社保庁改革法案は4日、参院本会議で趣旨説明と質疑が行われた。5日に参院厚生労働委員会で年金時効特例法案もあわせ審議が本格化するが、4日の参院本会議では与党議員の欠席が目立った。議院運営委員会理事会で野党側が「与党の出席者が少ない」と抗議し、与党側が陳謝する一幕もあった。
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by miya-neta | 2007-06-06 11:50 | 政 治