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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

「ゆりかご」運用1カ月 病院理事長が会見

くまにちコム:熊本のニュース速報なら熊本日日新聞


2007年6月8日 22:09

「ゆりかご」運用1カ月 病院理事長が会見_b0067585_10575078.jpg慈恵病院で会見する蓮田太一理事長=熊本市

 熊本市島崎の慈恵病院が、親が育てられない赤ちゃんを匿名で受け入れる「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」の運用を開始して十日で一カ月。同病院の蓮田太二理事長は八日、報道陣の質問に答え、電話相談の利用を含め「救える命があった」と強調する一方、当初予定していた六カ月後の運用状況の公表を、一年に一回とする熊本市に合わせる方向で再検討していることを明らかにした。

 蓮田理事長は一カ月を振り返り、「『ゆりかご』の存在が知られるようになり、病院への電話相談が増えた。出産間際の女性からもあり、間一髪で命が救われた例もある。行政窓口への相談も増えており、設置した意義はあった」と述べた。

 運用初日に三歳児ぐらいの男児が預けられたことについて直接は言及しなかったが、「『ゆりかご』は小さい赤ちゃんが対象。想定外のケースも考えないではないが、育児困難な人には行政の相談窓口がある」として、あくまで赤ちゃんを対象とした施設であることを強調した。

 また今月五日、熊本市役所で県、児童相談所、同市、病院の関係者が集まり、運用状況に関する最初の連携会議を開いたことを公表。情報開示は「市と一緒が望ましいと考える」として、今後の連携会議でさらに検討するとした。(田端美華)

<こうのとりのゆりかご>
by miya-neta | 2007-06-08 22:09 | 社 会