「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

不明年金5000万件 40年同じミス繰り返す 野党 内部資料で原因追及

東京新聞:政治(TOKYO Web)


2007年6月14日 朝刊

 五千万件もの年金記録が該当者不明になった原因はどこにあるのか-。野党は社会保険庁の内部資料を駆使し、政府に対し激しい追及を続けている。これまでの国会審議では、ずさんな名前の入力や、四十年以上にわたり同じような管理ミスを繰り返していたことが、不明記録を生んだ一因として浮上した。

 野党が追及の資料に使った社保庁の「三十年史」によると、同庁は一九五七年、加入者の漢字氏名を「島=三八〇〇」「崎=三四五一」などと一文字ずつ数字記号化してパンチカードに打ち込んで管理する方法を導入。その後の約二十年間で、約五千四百万件の記録の氏名を数字記号化した。

 しかし、社保庁は七九年、加入者の氏名をコンピューターに入力しやすいカタカナで管理する方法に変更。この際、読み仮名を確認できない漢字氏名は、一般的な読み仮名に変換して入力した。

 社保庁側は、こうした記録について「正確ではない読み仮名が入れられた可能性がある」と述べ、名前のずさんな入力で該当者不明になった可能性があることを認めた。

 このほかにも、転職の前と後で別々の年金番号を付けられた加入者が、記録を一本化する際に番号の確認を誤り、記録の一部が該当者不明になってしまったケースが、四十三年前の六四年に九十三万件あったことも、当時の社保庁の内部通達で明らかになった。

 社保庁はこれら九十三万件の管理の不備は、すべて解決済みという立場だが、ミスを解消した明確な根拠は示さないままだ。

 社保庁は当初、該当者不明の記録の大半は、死亡者や加入期間が二十五年未満で年金受給権がない人の記録だと説明していた。しかし、その信ぴょう性は、皮肉にも自らが発した内部通達によって揺らいでしまった。 (新開浩)
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by miya-neta | 2007-06-14 08:47 | 政 治