いじめ画像、生徒に流出 栃木の中学 女子被害、携帯で撮影
2007年 06月 19日
2007年6月19日 夕刊
栃木県北部の公立中学校で五月、二年生の女子生徒(13)が複数の同級生から着衣をまくり上げるよう言われ、その様子を携帯電話で撮影した画像が同校生徒の約三十人に流出していたことが十九日、分かった。県警はいじめによる強要の疑いもあるとみて、関係する生徒らから事情を聴いている。
調べでは、五月十八日の放課後、教室で被害者の女子生徒が、同級生の女子生徒数人から着衣をまくり上げるよう言われた。断り切れずにまくり上げると、その様子を一人が携帯電話で撮影したという。
二十一、二十二の両日も、プール脇やトイレで同様の被害に遭ったという。
六月に入り、被害生徒の相談を受けた学校が調べたところ、三十数人に画像が流出していたことが判明。教諭が画像を確認し、親の了承を得た上で消去したという。