「エホバの証人」施設放火で信者逮捕
2007年 06月 16日
東京都杉並区にある宗教団体「エホバの証人」の施設に放火したとして、警視庁荻窪署は15日、放火と住居侵入の疑いで杉並区の無職緒形直子容疑者(46)を逮捕した。
緒形容疑者と会社員の夫(48)は同団体の信者で、夫は14日に東京都国立市で開かれた団体の集会で除名されていた。緒形容疑者は「夫への処分に憤慨してやった」と容疑を認めているという。
調べによると、緒形容疑者は15日午前8時ごろ、杉並区上井草の同団体施設に玄関のガラスを割って侵入し、礼拝堂のいすにライターで火を付けた疑い。床や天井など約45平方メートルを焼いたが、ケガ人はなかった。
15日未明には、集会があった国立市の施設でもいすなどを焼く不審火があり、荻窪署は緒形容疑者との関連を調べる。
[ 2007年06月16日付 紙面記事 ]