スプレー缶30本、現場室内に散乱 仙台・アパート爆発
2007年 06月 28日
仙台市宮城野区のアパート爆発事故で、現場の室内に約30本のスプレー缶などが散乱していたことが27日、仙台東署の調べで分かった。同署は生徒たちが以前から、この部屋でガス吸引などをしていた疑いがあるとみて、生徒の回復を待って事情を聴く方針。
調べでは、室内で見つかったのは、制汗スプレーの缶やガスボンベなどで、生徒たちが吸引していたとみられる。缶やボンベ本体に破裂した形跡はなかった。たばこやライターも残されており、たばこの火がスプレーなどの可燃性ガスに引火した可能性もある。
東署によると、6人はいずれも14歳で、この部屋に住む女子1人のほか、男子4人と女子1人。気道のやけどなどで一時重体だった男子1人は容体が改善し、全治2、3カ月の重傷となった。ほかの5人も症状は快方に向かっているという。
同署は27日午前、激発物破裂容疑で現場を実況見分し、爆発の規模などを調べた。
2007年06月28日木曜日