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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

後任防衛相は小池百合子氏 参院選前、首相に痛手

asahi.com: 政治


2007年07月04日00時53分

 安倍首相は3日、広島、長崎への原爆投下を「しょうがない」と発言して引責辞任を表明した久間防衛相の後任に、小池百合子・国家安全保障問題担当首相補佐官(54)=衆院東京10区選出=を起用することを決めた。4日午後に皇居で認証式があり、正式に就任する。防衛庁時代も通じて女性の防衛担当閣僚は初めて。支持率低下にあえぐ首相にとって、参院選直前の閣僚交代は大きな痛手となるのは確実だ。

 首相は小池氏に「国防は一刻も手を緩めることが出来ないので引き受けてほしい」と防衛相就任を要請。小池氏は「一刻の猶予もないので、しっかり尽くしていきたい」と応じた。

 首相との面会後、小池氏は記者団に「首相から米軍再編を着実に前へ進めるようにしてほしいとの話が真っ先にあった。沖縄県の関係者とも面識があるので、意見もうかがい、理解も深めていただくような努力もしたい」と抱負を語った。

 小池氏は03年9月に小泉内閣の環境相に就任し、04年9月の内閣改造で沖縄・北方担当相を兼務した。安倍首相は近づく参院選を前に後任人事を急ぐ必要から、首相の出身派閥の町村派で首相補佐官に起用していた「身内」を充てた。

 一方、辞任を表明した久間氏は3日午後、防衛省で記者会見し、「選挙で足を引っ張ることになっては申し訳ないという気持ちになり、私自身が身を引く決意をした」と説明。そのうえで「与党としては選挙運動をやりにくいんだなあ、という雰囲気は私なりに感じていた」と語り、参院選への影響を回避するために辞任する意向を固めたことを明らかにした。

 首相は当初、久間氏の辞職は求めない考えを示していたが、野党だけでなく与党内からも辞任論が強まったことで、辞意を受け入れざるを得ないと判断したとみられる。

 首相は3日夜、官邸で記者団に「辞任をするということは政治家として一番重い責任の取り方だ。その意思を尊重した」と、自発的な辞任だったことを強調。「なぜ職を辞されたかも含めて、被爆者に説明をしていただかなければならない」と述べ、久間氏自身が説明を続ける必要性を強調した。

 これに先立ち首相は、官邸で長崎市の田上富久市長と面会。首相によると、「今回の大臣発言について、長崎市民を大変傷つけることになった。申し訳なかった」と陳謝したという。

 久間氏の罷免を求めていた民主党の小沢代表は3日、記者団に「総理は当初、擁護するような言い方をしていた。総理自身が同じような考え方や体質を持っているということだ。安倍内閣の政治体質が今度の選挙で問われる」と語った。
by miya-neta | 2007-07-04 00:53 | 政 治