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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

「いじめは人権侵害」 法務局が当時校長に反省促す

中日新聞:社会(CHUNICHI Web)


2007年10月12日 朝刊

 岐阜県瑞浪市の瑞浪中学校二年の女子生徒=当時(14)=が昨年十月、いじめを苦に自殺した問題で、岐阜地方法務局が「自殺の要因となったいじめは人権侵害にあたる」と判断し、当時の佐々木喜三夫校長(他校に転任)に反省を促す「説示」を、林達夫現校長と市教育委員会には再発防止を求める「要請」をしていたことが分かった。

 岐阜地方法務局によると、八月十日に同法務局多治見支局で、それぞれに対し文書を読み上げ、手渡したという。法務局側は女子生徒の死後、任意の独自調査を進めてきた。

 同法務局人権擁護課の若松優課長は「調査の結果、女子生徒の自殺の要因となったいじめは人権侵害と判断した。学校としての管理体制が不十分だった点などを注意した」と話した。

 今回の措置について、瑞浪市の神谷猛夫教育長は「直すべきところは直し、いじめのない学校づくりを頑張ろうと前向きに受け止めた」、林校長は「言われたことを踏まえて再発防止の取り組みをしっかりやっていきたい」と話した。

 法務省の人権擁護機関による人権侵害の救済措置は、捜査機関への「告発」、関係行政機関への「通告」、相手方に直接改善を指示する「勧告」など七段階あり、いずれも強制力はない。「説示」は相手方に反省を促し善処を求めるもので、「要請」は被害の救済、予防について、実効的な対応ができる者に対して必要な措置を求める。
by miya-neta | 2007-10-12 09:52 | 教 育