米大統領とダライ・ラマの会談、中国が「内政干渉」と反発
2007年 10月 16日
【北京=牧野田亨】中国外務省の劉建超・報道局長は16日の定例記者会見で、中国が「祖国分裂主義者」と非難するチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世(インド亡命中)が16~17日にワシントンでブッシュ米大統領と会談し、米議会から最高勲章を授与されることについて、「中国内政への粗暴な干渉であり、断固反対する」と、米側を強く批判した。
劉局長は、様々な方法で米側に会談などの予定取り消しを求めてきたことを明らかにした上で、「米国が誤った政策を取り続ければ、米中関係に非常に重大な影響が生じるだろう」とけん制した。
(2007年10月16日22時36分 読売新聞)