高校生14%否定せず メールでの中傷・いじめ、県高教組アンケート
2007年 10月 21日
2007/10/21 15:14
電子メールでの中傷や、いじめを否定しない高校生は一割強-。県高校教職員組合(県高教組)が県内の高校生に行ったアンケートで、生徒の規範意識の一端が浮き彫りになった。二十日、徳島市内で開かれた県高教組の本年度教育研究集会で報告された。
アンケートは七月、県内の高校生千百三十五人を対象に規範意識(二十項目)について聞き千四人が回答した。
このうち、「メールなどで他人を中傷する」との問いには、生徒の85・6%が「許されない」と答えたが、2・6%は「許される」、11・5%は「どちらとも言えない」と回答。明確に否定しない生徒が合わせて14・1%に上った。
また、「いじめをする」については88・7%が「許されない」としたのに対し、「許される」は1・9%、「どちらとも言えない」は8・9%だった。
発表した板野高校の仁木宏典教諭(33)は「携帯電話を使ったいじめや中傷は親も把握できない。生徒への人権教育の徹底が必要」と話した。