中学理科の授業3割増/中教審が審議まとめ
2007年 10月 30日
学習指導要領の改定作業を進めている中教審教育課程部会は30日、中学理科を3割増にするなど小中学校で主要教科の授業時数を増やし、総合的な学習の時間を大幅に減らした新しい授業時数表を含む「審議のまとめ」を大筋了承、実質的な審議を終えた。事実上の答申案で、早ければ2011年から実施される改定学習指導要領の全体像が示された。
審議まとめは、週5日制を維持した上で1977年の改定以来減らし続けた授業時数を30年ぶりに増加。前回改定で削減した学習内容を一部復活させるなど「ゆとり教育」を部分修正した。
小学校の授業時数(1単位時間は45分)は6年間で278時間増の5645時間、中学校は105時間(同50分)増え3045時間となる。
2007年10月30日 19時04分