「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

小沢代表辞意:党内世論を読み違え?…疑心暗鬼収まらず

毎日jp(毎日新聞)


 「いまだ、さまざまな面で力量が不足している」「政権担当能力が本当にあんのかとか、あらゆる面で今一歩という感じでおります」

 小沢氏は4日の会見で民主党の「若さ」に言及した。民主党内には「小沢氏が参院議員を引き連れて離党し、自民党との連立を目指す」との観測も浮上。党首会談を機に芽生えた疑心暗鬼は一向に収まる気配はない。

 大連立を模索した理由について、小沢氏は次期総選挙で勝利し、政権を獲得するのが難しいことを挙げたが、その根拠が党の「若さ」だった。

 7月の参院選で大躍進した民主党だが、衆院の勢力はわずか112議席。次期衆院選で議席を倍増させても、単独過半数にはなお届かない。だが、それを承知の上で「次期衆院選で政権交代」を掲げ、できなければ自らも政界を引退する覚悟で党内を鼓舞し続けたのは、当の小沢氏自身だ。

 こうした党の大目標を覆した今回の行動と、それに続く辞意表明。党内にはスキャンダルや健康問題などさまざまな憶測が飛び交うが、大連立をめぐる党内世論を読み違えたことで、所属議員の人心が一気に離れ、代表を続ける意欲を失ったとの見方も強い。

 民主党内には、小沢氏による新進党解党に伴い党が誕生した経緯から、もともと反小沢系議員が多い。それだけに小沢氏は、昨年4月の代表就任の際、「私は変わる」とぶち上げ、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長との「トロイカ体制」など独善的な党運営を控えてきた。参院選の勝利で、小沢氏に異論を挟まない空気が生まれ、それが小沢氏に「一人で決めたことにも全党がついて来る」との錯覚を抱かせた可能性がある。

 しかし、政策の違いがあっても「選挙で政権交代」の一点を共有する中、基本原則を覆すことは許されなかった。所属衆院議員の約75%は小選挙区制でしか選挙を戦った経験がなく、「敵」である与党との連立はそもそも考えられない。

 大連立構想に対し、小沢氏に近い議員さえも「誰もついていかない」と突き放した。原理原則を重んじる小沢氏が党内の空気を見誤ったのは皮肉な結果だった。【尾中香尚里】

毎日新聞 2007年11月4日 21時20分 (最終更新時間 11月4日 21時24分)
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by miya-neta | 2007-11-04 21:20 | 政 治