人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

いじめ、低年齢化の傾向 小学校が6割超す

岐阜新聞 Web


2007年11月16日08:27

 県内の公立小中高校と特別支援学校で、いじめが深刻化、低年齢化している実態が15日、文部科学省の2006(平成18)年度の児童、生徒の「問題行動調査」で明らかになった。県教育委員会はこうした実態を重く受け止め、小学校の指導体制の強化を検討している。

 県教委によると、調査は県内の公立小中高校、特別支援学校計668校の児童、生徒約23万5000人を対象に実施した。

 いじめの認知件数は7492件で、割合は小学校が66・4%、中学校が30・2%、高校が2・9%、特別支援学校が0・4%だった。学年別にみると、小学1年から6年が700―900件台と高い水準で推移、中学1年の991件をピークに減少しており、低年齢化の実態が浮き彫りになった。

 内容は冷やかしなどの「悪口」が5055件と最も多く、「無視」が1452件、「軽暴力」が1365件と続き、金品などの「たかり」も149件あった。調査では、認知したいじめの87・7%が「解消した」としているが、「経過観察中」が10・1%、「取り組み中」も1・9%あり、調査段階でおよそ1割が解消していない実態も明らかになった。

 一方、小中高校の児童、生徒が起こした暴力行為も934件と、前年度に比べて倍増した。内訳は小学校91件、中学校653件、高校190件。内容は「生徒間の暴力」が430件と最多で、「器物損壊」が343件、「教師に対する暴力」が138件の順。器物損壊の被害額は505万円に上った。

 結果を受け、県教委学校支援課は「いじめと暴力は連動していることが多い。原因としては規範意識の低下や倫理観の欠如があり、コミュニケーションが不得手でつい手を上げてしまうケースもある」と分析。「今後は小学校段階で指導体制を強化し、いじめや暴力行為の増加に歯止めを掛けたい」と話している。
by miya-neta | 2007-11-16 08:27 | 教 育