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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

明治大学応援団学生自殺問題で暴行ビデオ発見…大学が再調査

SANSPO.COM > 社会


2007年12月24日 更新

 明治大学の応援団リーダー部に所属していた理工学部3年の男子学生(21)が今年7月に自殺した問題で、同部の複数の元幹部が男子学生を裸にして熱湯をかけるなどの暴行を加えていたことが23日、分かった。部室から暴行の様子を撮影したビデオが見つかった。大学側は調査の結果「いじめはなかった」との結論を出していたが、ビデオの存在が分かり再調査を始めた。

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 男子学生は7月4日に茨城県内の実家で首つり自殺を図り、15日に死亡していた。

 発見されたビデオはリーダー部の元幹部が昨夏に撮影した。軍歌が流れる部室で学生服の男子学生が下半身を裸にされ、バケツに入った熱湯と冷水に局部を交互につけさせる様子が収められている。男子学生が熱さでためらうと「早くしろ」と指示したり、絵画用の筆で熱湯をかけたりする場面もある。

 同様の暴行を受けていた男子学生の同級生は、「彼への暴行は度を超えていた」と振り返る。

 現役部員によると、男子学生への暴行は元幹部らが所属していた昨年1月ごろ始まり、下級生の前で行われることもあった。ある部員は「下級生の前で上級生のプライドを傷つける行為は異例。元幹部らに止めるように言ったが聞き入れられなかった」と話す。

 男子学生は今年1月に退団して実家に戻り、直後に自殺未遂もしていた。4月からは大学を休学。親族には「部内の人間関係で悩んでいる」などと漏らしていた。

 同大広報課などによると、大学側は自殺発覚後に調査委員会を設置。9月下旬に「部の伝統的な体質に問題はあるが、いじめはなかった」とする調査結果をまとめ、大正11年創部のリーダー部を無期限活動停止とした。

 しかし現役部員が部室でビデオを発見したため、調査委は元幹部らに事実確認するなど調査のやり直しに着手。関係者によると元幹部らは暴行の事実を認め、「自殺の一因かもしれないが、すべてではない」などと話しているという。

 リーダー部関係者は「ビデオの暴行は部の体質で片付けられるものではない。遺族に謝罪し、部を一度廃部にしてでも立て直すべきだ」と指摘している。
by miya-neta | 2007-12-24 08:14 | 教 育