中学生が「命」議論 道未来づくり審
2007年 12月 28日
(2007/12/28 09:09)
子どもをめぐる問題を中学生の視点で議論する道の「子どもの未来づくり審議会・子ども部会」が二十七日、道庁赤れんが庁舎で開かれた。「命の大切さ」をテーマに、いじめや虐待などについて話し合った。中学生は「子どもも大人もストレスを解消できる場が必要」など、道が取り組むべき具体策をまとめた。
道内から集まった十七人が議論した。虐待やいじめ、暴力や自殺の原因として「ストレス」を挙げる声が多く、解消のために「親子や地域で交流できる施設や催しを」「家や地域で相談できると良い」などの意見が出た。また、「いじめを先生に相談しないのは信頼できないから。もっと子どもの声を聞いて」との声もあった。
同審議会は子ども部会の意見をまとめ、道の施策に反映させるよう年度末に知事に提言する。子どもによる政策提言は二〇○五年から年一回行われている。