【橋下・大阪府知事一般質問要旨】(10日) 共産に苦言「主張通すなら多数派になってから」
2008年 03月 11日
2008.3.11 00:48
このニュースのトピックス:どこへ行く、橋下府政
大阪府議会は10日、一般質問が始まった。質問と橋下徹知事の答弁要旨は次の通り。(カッコ内は質問者)
【同和問題】
--大阪の高校、大学の同和奨学金は申請すれば全員が返還免除を受けられるという特別扱いが続いている。直ちに廃止すべきでは(共産党、堀田文一府議)
「議会議決を経た返還免除規定に基づき適切に処理している。議決の意思を受けて行政が執行しており、特別扱いではない」
--議決があっても問題があるものは見直すのが橋下知事の仕事では(同)
「議会制民主主義では議会議決に行政は拘束される。議決の無視は行政の横暴。共産党が主張を通そうとするのなら、多数派になってから意見してほしい」
【ロハスライフ支援事業】
--ロハスとは健康や環境に配慮した持続的な取り組みを指す。知事選中の「何をやっているのかさっぱり分からん」とはどのような思いで発言されたのか(民主党、中島健二府議)
「府民の感覚からして、名前の付け方が最悪。その後、事業の説明を受け、内容は理解した。事業すべてを否定するのではなく、費用をかけない方法を検討する」
【児童虐待】
--今年2月、岬町で乳児が虐待され、死亡した事件があったが、児童虐待の撲滅に向けてどのように取り組むのか(公明党、大山明彦府議)
「今回の事案を受け、子ども家庭センターの対応に不備はなかったか、外部の専門家に課題を明らかにし、虐待防止システムとして強化すべき点を検証してもらい、報告を受けることになっている。また、頭部外傷などのケースについては躊躇なく一時保護を行うよう『子ども虐待対応の手引き』に明記した」
【観光振興】
--観光振興への取り組みの決意は(自民党、小西貢府議)
「大阪の官民あげた外国人旅行者誘致の取り組みで、街ににぎわいと活力が生まれている。成果をさらにのばせるよう私自らがトッププロモーションを行い、大阪の多彩な魅力をPRするなど全力で取り組む」