「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

日銀総裁に「白川氏」同意、参院は渡辺副総裁案を不同意

UPDATE3 | Reuters


2008年 04月 9日 14:36 JST

*町村官房長官や前原民主党副代表など、与野党幹部発言を追加し再構成しました。

  [東京 9日 ロイター] 衆参両院は9日の本会議で、日銀総裁に白川方明副総裁を昇格させる政府案を賛成多数で可決、同意した。これにより、約3週間に及んだ日銀総裁の空席という戦後初の異常事態は解消されることになった。政府は持ち回り閣議で白川氏の総裁任命を決定し、夕方までには正式発令する。

 白川氏の後任の副総裁として、渡辺博史・一橋大大学院教授(前財務官)を起用する政府案については、午前の参院本会議で民主党などの反対多数で否決された。衆院では賛成多数で同意されたが、日銀正副総裁は両院の同意が必要なため、渡辺氏の副総裁案は不同意となり、当面は、副総裁・審議委員が1人ずつ欠員となる7人体制が続く見通し。


 白川新総裁の任期は5年。福井俊彦前総裁が任期満了を迎えた3月19日以降、日銀総裁は空席が続き、当初は副総裁に任命されていた白川氏が総裁代行を務めていた。

 9日中に日銀総裁に任命される予定の白川副総裁(総裁代行)は、11日にワシントンで開催される7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)に日銀総裁として出席する。


 <民主の反対理由は「ナンセンス」>

 参院での採決結果は、白川総裁案に対して賛成231票・反対7票。渡辺副総裁案に対しては賛成115票・反対121票だった。共同通信によると、民主党から渡辺副総裁案に賛成する造反者が3人出た。また、2人の民主党議員が欠席した。

 衆院では記名採決は行われず、白川氏の総裁就任案と渡辺氏の副総裁案がともに起立による賛成多数で同意された。

 この結果について、町村信孝官房長官は9日午前の会見で、渡辺副総裁案の不同意は残念な結果とした上で、民主党が反対理由に掲げた「天下り全廃」や「財金分離」の論理はナンセンスであると反論。根底に「政局、選挙第一主義があるのではないかと推測せざるを得ない」と述べ、民主党の対応を批判した。

 ねじれ国会のなかで、政府案が3度にわたって不同意となった事態に対し、自民党からは「権力の乱用、参院無用論につながる」(佐藤昭郎・参院筆頭副幹事長)など厳しい批判が相次いでいる。党内からは日銀法を改正し、国会同意人事の手続きに衆院の優越規定を持ち込むべきだとの案も浮上している。

 与党を勢いづかせているのは、最終局面で、民主党の山岡賢次国対委員長が渡辺氏に政府案提示前に電話し間接的に辞退を促したとされる問題。鳩山由紀夫民主党幹事長も8日記者団に「留守電に(辞退すべきだと)吹き込んだことを私は確認していないが、実態としてあったのではないかと思っている」と述べている。与党内では人事への政治介入との反発は強まる一方で、衆参の議院運営委員長は9日、近く両院議院運営委員会で真相究明を行うことで合意した。

 <波紋は民主党にも>

 波紋は民主党にも及んだ。党内の多数が渡辺副総裁案に賛成の意向を示していたにもかかわらず、小沢一郎代表ら執行部によるトップダウンで決定がくだされたことに不満がくすぶっている。

 前原誠司・副代表は衆院での採決後に「党内の大半が渡辺副総裁いいじゃないかという状況のなかで最終的に反対に決まったことについて、相当不満がたまっていると思う」と指摘。同意人事について「議論をしっかりやり直して、『人物本位』を確立していかなければならない」と語った。

 (ロイター日本語ニュース 吉川 裕子;編集 宮崎亜巳)

© Reuters 2008 All rights reserved.
[PR]
by miya-neta | 2008-04-09 14:36 | 政 治