「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

民主、「渡辺副総裁」に不同意 日銀人事、9日採決

asahi.com:政治


2008年04月08日22時02分

 空席が続く日本銀行総裁人事を巡り、民主党は8日、白川方明(まさあき)副総裁(58)の昇格に同意する一方、副総裁に前財務官の渡辺博史・一橋大大学院教授(58)を充てる人事案は不同意とする方針を決めた。衆参両院の本会議は9日に人事案を採決。白川氏は両院の同意を得て、同日中に第30代総裁に就任する。


 民主党は8日、衆参両院での白川、渡辺両氏への所信聴取後に対応の検討に入った。同意人事検討小委員会(仙谷由人委員長)では、白川氏とともに渡辺氏についても同意できるとの意見が大勢を占めたが、「政治的判断」が必要だとして、役員会に判断を一任した。役員会では鳩山由紀夫幹事長が「天下り禁止と『財政と金融の分離』の観点から渡辺氏を不同意にしたい」と提案し、了承された。

 政府は「白川総裁、渡辺副総裁案」を事前に民主党に打診したうえで、7日に正式に国会に提示した。政府・与党は、渡辺氏は財務省OBだが、国際金融に精通した財務官出身で、副総裁としてなら民主党も受け入れられるとみていた。鳩山氏も渡辺副総裁を容認する発言をしていた。

 だが、民主党の小沢代表が6日のテレビ番組で「財務省のポストを何が何でも日銀に一つ確保しておきたいという既得権のポスト確保は、天下り廃止という意味からもよろしくない」と言明。執行部は、党内の大勢に反しても小沢氏の意向に沿ってまとめなければ代表の求心力が低下し、党内が混乱しかねないと判断して、渡辺氏不同意で収拾を図った。

 ただ、渡辺氏に同意すべきだと考える議員の間に不満が募っており、9日の参院本会議では賛成に回ったり棄権したりする議員が出る可能性もある。執行部は党議拘束をかけて「造反」を食い止める方針だ。他の野党では、白川総裁案に社民、国民新党が同意、共産党が不同意、渡辺副総裁案には共産、社民が不同意、国民新党が同意の見通しだ。

 白川氏の任期は5年間。50代の総裁就任は52年ぶりで、福井俊彦前総裁(72)から一気に世代交代が進んだ。福井氏の任期切れ後、3月20日から続いた総裁空席は約3週間で解消されることになった。白川氏は11日に米ワシントンで開かれる主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)に総裁として出席する。

 一方、渡辺氏不同意が決まれば、副総裁は元東大大学院教授の西村清彦氏1人だけとなる。民主党が副総裁であっても財務省出身者の起用に反対する姿勢を鮮明にしたことから、後任選びは難航が予想され、副総裁1人体制が長引く公算が大きい。

 総裁に就任する白川氏は8日の衆参両院の議院運営委員会での所信聴取と質疑で「日銀の独立性が独善に陥ってはいけない。独立性と透明性という原則に基づいて行動することを肝に銘じる」と表明。(1)物価の安定と金融システムの安定に取り組む(2)政策運営の考え方をわかりやすく説明する(3)国際金融社会で人的な信頼関係を構築する――などと語った。

 政府は3月、福井氏の後任に元財務事務次官の武藤敏郎副総裁(当時)の昇格案を提示したが、民主党などの反対で参院で不同意となった。次に提案した元大蔵事務次官の田波耕治・国際協力銀行総裁も参院で不同意。G7前の決着を目指す政府は、民主党が容認する白川氏昇格案で歩み寄らざるを得なかった。
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by miya-neta | 2008-04-08 22:02 | 政 治