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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

「痴呆」やめ「認知症」…名称の変更、来月決定

YOMIURI ON-LINE / サイエンス


 厚生労働省の、「痴呆」に代わる名称を決める検討会(座長=高久史麿・日本医学会長)が19日開かれ、「痴呆」を「認知症」に変更することで大筋合意した。

 来月下旬に正式決定し、来年以降、行政の文書などに登場する見通しだ。

 「痴呆」は、もともと医療用語だが、現在は行政関係をはじめ、一般的に使われている。しかし、「痴」と「呆」の漢字は、両方とも侮べつ的な意味を持つため、別の名称を考えるべきとの意見が出ていた。

 検討会では、インターネットで一般から意見を募集するパブリックコメントやアンケートなどを実施。約6300件が寄せられ、6つの候補のうち「認知障害」(1118件)、「認知症」(913件)、「記憶障害」(674件)などに支持が集まった。

 ただ、最も賛成意見が多かった「認知障害」については、「精神医学ですでに使われており、採用されると、精神医学全体に混乱が起きる」(松下正明・日本老年精神医学会理事長)などの反対意見も。この日の会合では「『障害』などのマイナスイメージのある字は望ましくない」「短い方がいい」といった意見が相次ぎ、「認知症」とすることでほぼ一致した。

(2004/11/19/20:32 読売新聞 無断転載禁止)
by miya-neta | 2004-11-19 20:44 | 社 会