脳死移植:名古屋で脳死判定 臓器移植実施へ
2004年 11月 20日
名古屋市立大病院に頭部外傷で入院中の男性が20日早朝、臓器移植法に基づき脳死と判定された。男性は脳死段階で臓器を提供する意思を示したドナーカードを持っており、家族も提供に同意した。同法に基づく脳死判定は32例目、移植は31例目となる。
日本臓器移植ネットワークによると、心臓は大阪大病院(大阪府吹田市)で40代の男性患者▽肺は岡山大病院(岡山市)で40代の女性患者▽肝臓は京都大病院(京都市)で30代の女性患者--にそれぞれ移植される。
腎臓と膵臓(すいぞう)は、医学的な理由から移植が見送られた。【臓器移植取材班】
毎日新聞 2004年11月20日 19時25分