大川隆法18年ぶり公開説法…衛星中継で海外配信も
2009年 06月 01日
「昨晩、金正日の守護霊と称するものと対話した」
マスコミの前で18年ぶりに講演した大川総裁
幸福実現党を立ち上げた宗教法人「幸福の科学」の大川隆法総裁が5月31日、大阪市で講演を行った。マスコミを前にした講演は18年ぶりで、全国2900カ所に加え海外にも衛星中継で配信された。
大川氏は結党の理由について、「外国に対抗できるのは安倍晋三さんと麻生太郎さんだけだと思っていたが、この体たらくでは応援してもムダであると考えた」と説明。「この国の政治指導者に勇気がないなら、勇気のある人が立ち上がるしかない」と語り、党幹部に「衆院選で第1党になるべく努力せよ」と指示したことを明らかにした。
さらに、「自民・民主両党議員の中で、信者が多いときは100人を超えていた。(いまでも)議員にも支持者にも信者はたくさんいる」とし、「(幸福実現党は)全国300選挙区とすべての比例区に候補者を立てるが、信者同士が戦わなきゃいけなくなる。断腸の思いだ」との感想を漏らした。
北朝鮮問題については、「昨晩、金正日の守護霊と称するものと対話した」と話し、その中で霊が北の狙いを「核の力で3年以内に韓国を併合する。日本向けのミサイルは日本を怖がらせ米国の気力をそぐ陽動作戦」と語ったことを紹介。「日本の決断のなさが見透かされている。残念なことだ。そんな未来を変えたいんです」と声高に宣言した。
一方、焦点となりそうな「政教一致」問題については、「政治は宗教と独立して離れて存在するものではない。政治と宗教は裏表で、国をよくする政治と人を幸せにする宗教が一体となることで、人間が生きることの尊厳が生まれる」と真っ向から反論した。
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