増えてます「年末に大掃除」 ただし作業は手抜き気味
2004年 11月 24日
03年の年末に大掃除をした人は92%おり、10年間で13ポイント増えた――。花王がこんな調査結果を発表した。餅つきといった年末の風物詩がすたれつつあるのに、面倒な掃除が健闘しているという結果となった。実際の作業は窓ふきを省くなど10年前より手抜き気味。「『大掃除』という言葉のハードルが下がっているだけかも」と同社。
花王が90年ごろから毎年、首都圏の主婦ら300~500人を対象に前年末の大掃除について調査している。「大掃除をした」と答えた人は、93年(94年調査)が79%、98年(99年調査)が83%と、年々増えていることがわかった。
しかし、大掃除をした人にどこを掃除したかを聞いたところ、窓ガラスは93年には95%の人が掃除したのに対し、03年は64%しか掃除していなかった。
レンジ台は10年間で95%から68%、換気扇は93%から49%、照明器具は89%から57%など、掃除した人の割合が大きく低下。大掃除を簡単に済ませるようになったこともわかった。
(2004/11/24 16:59)