「北」の再調査に62の矛盾・疑問点…救う会など指摘
2004年 11月 25日
北朝鮮による拉致被害者の家族連絡会と支援組織「救う会」は25日、安否不明の被害者10人に関する北朝鮮側の「再調査」について、62点の矛盾点・疑問点を公表し、被害者の生存を前提に解決に取り組むよう、内閣拉致被害者・家族支援室を通じて政府に求めた。
このうち、横田めぐみさんの夫とされるキム・チョルジュン氏が「妻の遺骨を自宅で保管していた」とする北朝鮮側の説明について、「なぜ娘であるキム・ヘギョンさんは、一切そのことを知らないのか」と指摘。
田口八重子さんについても、「1981年から84年まで横田めぐみさんと暮らしていた」と主張することで、「ほぼ同時期、田口さんが、大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫・元死刑囚の教育係をしていた」との日本側の捜査結果を否定しようとしていると、強調している。
このほか、市川修一さんについて「海水浴場で水死したという証言者はなぜ現れないのか」という疑問点を挙げたほか、田口八重子さんと松木薫さんの「交通事故資料」は、「事故車両や現場の写真もなく、客観的な物証はない」などとしている。
政府への要請後、両会は都内で記者会見を開き、「救う会」の西岡力副会長は、2002年9月の日朝首脳会談で北朝鮮が提出した安否不明8人の「死亡確認書」について、今月の日朝実務協議で、北朝鮮担当者が「秘密保持のため確認書は存在しない」と、ねつ造を認める発言があったことを明らかにした。
横田めぐみさんの母、早紀江さん(68)は「ミスとねつ造は全く異なる。日本政府の調査団をバカにして、いいようにあしらっている。政府はもっと憤ってほしい」と、怒りをぶつけた。
(2004/11/25/13:22 読売新聞 無断転載禁止)
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