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by miya-neta

“ごちゃまぜ”だから面白い――日本のアニメが海外で売れる理由

ITmedia ライフスタイル:“ごちゃまぜ”だから面白い――日本のアニメが海外で売れる理由 (1/2)


ニュース
2004/11/17 21:48 更新



“ごちゃまぜ”だから面白い――日本のアニメが海外で売れる理由 (1/2)


総務省のシンポジウムに、ゲームクリエイターの飯野賢治さんや少年ナイフなどが参加。日本のアニメや漫画、ゲームが海外で人気が出る理由や、ネット時代のコンテンツのあり方などを議論した。

 総務省は、NPO法人CANVASと協力して11月17日、ネット社会での子どもの教育やコンテンツのありかたについて考えるシンポジウム「ネット・キッズ・ポップ」を開いた。ゲームクリエイターの飯野賢治さんや、ロックバンド「少年ナイフ」リーダーの山野直子さんといったクリエイターや、教育関係者など計20人が意見を交わした。


 シンポジウムでは、ネットが一般化してクリエイターの表現の場が広がっている一方で、親世代のITへの理解不足やIT教育の遅れといった問題が指摘された。また“Cool”なものとして海外で受け入れられ始めている日本のポップカルチャー人気をさらに後押しするにはどうすればいいか、などを議論した。

ネットがクリエイターを増やす
 創作のデジタル化やネットは、作品の表現方法や発表の場を広げた。「アニマトリックス」を手がけた映像作家の竹内宏彬さんはその好例として、CG作家の新海誠さんが製作したアニメ「ほしのこえ」を挙げる。新海さんは、CGを駆使して一人でアニメを製作。DVDはネットで受注販売し、評判はネットの口コミベースで広がった。

 若手お笑い芸人にとっても、インターネットが表現の場の一つになっている。吉本興業でデジタルコンテンツ企画を担当する中井秀範さんは、ネットラジオが若手芸人の活躍の場になっていると話す。

 「以前は、ラジオ番組を担当して人気を上げるのがステップアップの道だったが、古株芸人が番組から降りず、若手が入り込む隙がなくなった。しかしネットラジオを使えば、ラジオと同じ活動ができる」(中井さん)。舞台は苦手でも文章で笑わせるのが得意といった芸人も、Blogを書けば名を上げられるなど、ネットが芸人育成のベースの一つになりつつあるという。

 ただ、デジタル化やネットの活用には課題も多い。特に、教育現場には問題が山積しているという。

 ブロードバンドが広まり、家庭へのネット普及率は上がっているが、小中学校のPCの多くはネットに接続されていないのが現状。デジタル教材を活用できる教師も少なく、「PCを使おうと提案しても、保守的な教師に『チョークと黒板だけで大丈夫だ』と反対される」(墨田区立竪川中学校教師の三橋秋彦さん)。資金不足も課題で、デジタル教育を推進するNPOは資金集めに苦労しているという。

 ネットモラル教育もほとんど進まない上、そもそもモラルが確立していない現状では親はネットを怖がるばかり。「長崎県佐世保市の女児殺害事件以来、子どもにはインターネットを触らせるべきでないという意見が保護者から出た」(世田谷区助役の山田真貴子さん)。CGクリエイターの松浦さんは、ネットに関わる問題を一度洗い直し、ガイドライン的なものを作る必要があると話した。

日本のアニメは「ごちゃまぜ」だから面白い
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[岡田有花,ITmedia]

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2004/11/17 21:48 更新



“ごちゃまぜ”だから面白い――日本のアニメが海外で売れる理由 (2/2)


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日本のアニメは「ごちゃまぜ」だから面白い
 日本のアニメや漫画、ゲーム、J-pop、現代アートといったポップカルチャーは、欧米やアジア各国で「かっこいいもの」として受け入れられ始めている。世界のアニメのうち65%が日本製。日本の漫画も人気で、アメリカでは英語版の「週刊少年ジャンプ」が売れているという。

 ゲーム「Dの食卓」などで知られる飯野さんによると、日本ポップカルチャーの強みは「ごちゃまぜなこと」。各国の音楽をごちゃまぜにしたJ-popや、人種や階級、宗教などにとらわれずに多彩な人や生き物が出てくるアニメ、暴力もエロも純愛もいっしょくたにしたゲームなどが、海外の人々には魅力的に映ると見る。


 ごちゃまぜのルーツの一つは、日本のアニメや漫画製作の規制が外国より少ないこと。「海外のクリエイターは皆、規制の少ない日本で自由に作品を作ってみたいと言う」(竹内さん)。

 とはいえ自由に作ったアニメは、輸出時に海外の規制にあうこともある。小学館で「ポケットモンスター」などのプロデュースを手がけた久保雅一さんによると、日本でゴールデンタイムに放映されているアニメ「犬夜叉」は、暴力シーンがあるためアメリカでは深夜にしか放映できない。鳥居が出てくるため、韓国では放映自体が不可能だという。

 海外へのプロモーション方法も手探りだ。アメリカで“美少女フィギュア”が高く評価された現代美術家の村上隆さんは、自分で英語パンフレットを作って作品を売り込むなど、孤軍奮闘して評価を勝ち取った。

 同じくアメリカでヒットした少年ナイフも、偶然国内に遊びに来たアメリカ人プロデューサーの目に留まり、海外デビューを果たしたが、「お金がないから」(山野さん)通訳を使わず、契約書も辞書首っ引きで自分で書いた。契約時にだまされてしまったことも少なくないという。

 現代美術ジャーナリストの山口裕美さんは「国内のアーティストが海外でも活躍できるようサポートする仕組みが必要」と提案した。




「80年代のデビュー当時はネットどころかFAXもなく、国際電話は高かったので、アメリカと手紙でやりとりしていた」と山野さん

アニメ人気は学校教育のおかげ?
 アニメや漫画、J-popなど世界に誇れる文化ができたのは、学校教育が日本の子どもの絵や音楽のレベルを引き上げているためだ、という意見も上がった。「全国民が、楽器を使えて絵も書ける国というのはあまりないのでは」(子ども向けIT教育を推進するフューチャーインスティテュート社長の鶴谷武親さん)。

 ただ、技術のベースはあっても、才能を伸ばす機会に恵まれていなかったり、アニメ・漫画好きな人々――オタク――への偏見が強いことが、クリエイターの卵を育てる足かせになっているという。

 「海外ではアニメを作っていれば、クリエイターとして尊敬されるが、日本はまず“オタク”という色眼鏡で見られる。オタクを無下にバカにするのはやめましょうと、学校で教育して欲しい」(竹内さん)。

お笑いを海外輸出するは
 アニメや漫画、ゲーム、アートは次々と海外に進出しているが、お笑いだけはそのまま輸出する訳にもいかないようだ。

 中井さんによるとお笑いは、面白くすればするほど文化や慣習に強く根ざしたものになるため、輸出が難しい。「ハリウッドはレベルの低い笑いで万人受けしているが、ダウンタウンの笑いは翻訳不能だ」(中山さん)。

 吉本興業は、海外で現地タレントを採用することで、文化の壁を打ち破ろうとしている。台湾に演出家などを派遣し、タレントを現地で発掘して新喜劇を上演するなど、国内でつちかったノウハウを生かして海外へ進出している。

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