「出産後も仕事」支持52% 朝日新聞社世論調査
2004年 11月 30日
出産しても女性は勤めをやめるべきではないと考える人が男女とも5割を超えることが、少子化に関する朝日新聞社の全国世論調査(面接)で分かった。いったん退職した場合でも、再び勤めた方がいいと思う人が4割近くおり、女性に働き続けるよう求める意見は多数を占めた。ただ、夫が育児で仕事を休むべきだという人は2割台にとどまり、男性が育児休暇をとるのは困難との見方も8割を超える。女性に仕事と子育ての両立を迫る構図がくっきりだ。
調査は10月31日、11月1日の両日、全国の有権者を対象に実施した。
「女性もどんどん外で働くべきだと思うか」と質問したところ、「思う」77%が「そうは思わない」16%を大きく上回った。女性の社会進出を歓迎する向きは強い。
出産と仕事との関係では、「産休や育児休暇をとって、勤めはやめない」が52%で最多。「いったん退職し、機会をみて勤めに出る」が37%で続く。男女の見方にほとんど差はない。「退職し、もう勤めには出ない」は7%。女性は育児に専念すべきだとの見方は少数派だ。
しかし、「育児を分担するために、夫はしばらく仕事を休むべきだと思うか」と聞くと、「休むべきだ」は24%で「そうは思わない」の68%に及ばない。「休むべきだ」19%、「そうは思わない」74%だった91年と同傾向だ。育児における男女の役割意識は大きくは変わっていないようだ。
「男性が育児休業制度で休みをとるのは難しいと思うか」では、「難しい」が男女とも8割を超えた。理由を聞くと、「職場に迷惑をかける」33%、「育児は女性という価値観が根強い」23%が上位を占める。男性で「迷惑」、女性で「価値観」が多い。男性中心の社会の姿が透けてみえる。
◇
(1)女性も外で働くべきか…
A.そう思う 77
B.そうは思わない 16
(2)育児のために夫は仕事を…
(1)のA (1)のB
休むべきだ 27 13
そうは思わない 66 84
(数字は%。「その他・答えない」は省略)
(2004/11/21)
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