米国務副長官、「北朝鮮は不誠実で失礼」 遺骨問題
2004年 12月 14日
訪米中の小池沖縄・北方担当相は13日、米国の外交・防衛当局者と会談した。北朝鮮が横田めぐみさんのものとして提供した遺骨が別人だった問題について、アーミテージ国務副長官は「同じ過ちを繰り返す北朝鮮は不誠実で失礼だ」と批判、「こうした態度が今後、どれだけ改善するか疑わしい」と語ったという。
小池氏によると、副長官は北朝鮮が6者協議の早期再開に応じようとしない理由について「北朝鮮は米国や外務省の人事異動をにらんでいるのだろう」と分析し、「米国はブッシュ大統領が続投するので対北方針に変化はない。北朝鮮とは忍耐強く話し合っていく」と語ったという。北朝鮮による日本人拉致問題については「あらゆる支援をしていく」とこれまで同様の方針を示した。
また、小池氏がラムズフェルド国防長官との会談で米軍変革・基地再編について「沖縄県に米軍基地が集中しており、負担を軽減してほしい」と要請すると、国防長官は「日本の立場はよく理解している」とだけ答えたという。
(2004/12/14 18:54)