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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

卵子提供に道開く法案、次期国会への提出見送りに

卵子提供に道開く法案、次期国会への提出見送りに - asahi.com : 政治


 第三者からの精子や卵子、受精卵の提供を認める生殖補助医療法案(仮称)が、次期通常国会にも提出されない方針であることが分かった。昨年4月に厚生労働省審議会の部会が容認の報告書をまとめた後も、厚労省や国会議員が及び腰のためだ。国内ルールが未整備の中、年間数百組の不妊の夫婦が韓国の卵子バンクを利用してきたが、同国では来年1月の新法施行で卵子売買が禁止される。

 法案は、臓器移植法の例にならい、議員立法が想定されている。

 だが、自民党の「脳死・生命倫理及び臓器移植調査会」会長で、産婦人科医でもある佐藤泰三参院議員は「生殖医療は社会的側面が大きく、法にそぐわない。次期通常国会での法案提出はない」と言い切る。国会議員の一人は「票に結びつかない」と本音を漏らす。

 厚労省の生殖補助医療部会は01年7月から約2年間、27回にわたり話し合いを重ねた。日本産科婦人科学会が認めていない姉妹間の卵子提供や代理出産などが実施されるようになり、一定のルールが必要と判断したためだ。

 部会報告書は第三者からの精子、卵子、受精卵の提供を認める一方、代理出産や営利目的での卵子などの売買は禁止とした。また、生まれた子どもが遺伝上の親を知る権利を認めた。

 法案提出のめどが立たない現状に部会の元委員は「2年間の話し合いは何だったんだ」と嘆く。

 一方、韓国では昨年末に「生命倫理および安全性に関する法律」が成立し、来年1月1日から施行される。精子や卵子の売買が禁止され、違反した場合は3年以下の懲役となる。

(2004/12/19 11:01)
by miya-neta | 2004-12-20 21:19 | 科学/技術