ウイルス:コナミのゲーム「メタルギアソリッド」を装い、携帯を狙う新種
2004年 12月 23日
ニュージーランドのウイルス対策会社、シムワークスは21日(現地時間)、コナミのゲーム「メタルギアソリッド」を装い、携帯電話を狙う新種ウイルスが見つかったと発表した。感染すると通話以外の機能が使えなくなる。「シンビアンOS」を搭載した機種が標的で、「メタルギア.A」と名付けられた。
フリーウエア・サイトなどから、「METAL gear.sis.」という名前のファイルをダウンロードしてしまうと感染する。ウイルス対策ソフトも動かせなくなるのが従来より悪質で、被害に遭うと復旧させるのが難しい。11月に見つかったウイルス「Skulls」と同じテクニックを使っているという。
問題のファイルをインストールすると、別のウイルス「Cabir」にも同時感染する。4月に登場したCabirの変種だ。ブルートゥース通信で近くの携帯に「SEXXXY.sis」というファイルを送り付け、伝染する。
携帯電話を狙ったウイルスが本格的に増えてきた。今年に入ってからCabir、「Mosquitos」、Skulls、Skullsの変種と、新種の発見が相次いでいる。
【南 優人/Infostand】
シムワークス
2004年12月22日