臓器移植:大橋陽佑ちゃんの手術、米国で成功
2004年 12月 29日
重い病気で小腸など6カ所の臓器移植が必要だったチリ駐在員の商社員、大橋之歩さん(39)の長男陽佑(ようすけ)ちゃん(10カ月)が25日(日本時間)、米マイアミ大ジャクソン記念病院で移植手術を受けたと、友人らの支援者組織に連絡が入った。現在の経過は良好といい、大橋さんは「かけがえのないクリスマスプレゼントに感謝します」とのコメントを寄せた。
日本国内で募金を呼びかけていた「陽佑ちゃんを救う会」によると、ドナー待ちのため親子でマイアミに到着した直後の24日朝、近郊で6カ月の男児が脳死になったとの連絡が入り、条件の適合確認を経て約8時間半の手術を受けた。今後も合併症や拒否反応のリスクはあるが、順調に行けば約1カ月で流動食が採れるようになるという。【清水健二】
毎日新聞 2004年12月27日 13時52分