米ポラロイド:450億円で投資会社に身売り
2005年 01月 09日
撮影後短時間で写真が見られるインスタントカメラを開発した米ポラロイドが、ミネソタ州の投資会社に4億2600万ドル(約450億円)で身売りすることで両社が合意したことが8日、明らかになった。米主要メディアが報じた。
ポラロイドはデジタルカメラや家庭向けプリンターの急速な普及で、主力であるインスタントカメラ事業の将来が危ぶまれていた。
AP通信によると、同社を買収するのは投資会社ペターズ・グループ・ワールドワイド。カタログ販売会社なども持つ経営者のトム・ペターズ氏は、これまでもポラロイドブランドのDVDプレーヤーや、プラズマテレビを販売してきたが、新たにポラロイドのカメラ販売も手掛ける。
ポラロイドは1947年、撮影後60秒で現像が済むインスタント写真を開発。インスタントカメラは70年代後半に大ヒットし、年間売上高は一時、10億ドル以上に達していた。(ニューヨーク共同)
毎日新聞 2005年1月9日 0時53分