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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

ライス氏、国務長官承認へ公聴会 民主党と議論

CNN.co.jp - USA


2005.01.19
Web posted at: 11:45 JST - CNN

ワシントン(CNN) 次の米国務長官に指名されているライス大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は18日、上院外交委員会での指名承認公聴会に臨み、多くの議員から称賛を受ける一方で、イラク戦争の正当性などをめぐり野党民主党の議員と激しい議論を交わした。また北朝鮮については、米国は敵対行為をとるつもりはないが、北朝鮮の攻撃に対しては「抑止力」を備えていると言明した。


公聴会で、民主党のボクサー議員(カリフォルニア州選出)はイラク戦争をめぐりライス氏を批判。ブッシュ大統領に忠誠を尽くし、イラク戦争を正当化しようとするあまり、「真実を尊重する姿勢が二の次になった」と攻撃した。


これにライス氏は激しく反論。「何かに仕えるため、真実を尊重する姿勢を損ねたことなど、決して一度も、全くない」と述べた。またよほど腹に据えかねたのか、しばらくした後もボクサー議員に対し、「私の誠実をこれ以上おとしめるのは控えていただきたい」と強く反論した。


しかしボクサー議員は、見つからない大量破壊兵器とイラク政策をめぐり、ライス氏の発言は矛盾だらけだと指摘。「あなたの行動には一定のパターンがあるように思える。とても気がかりだ。人がまだ死に続けている現状で、この戦争をやりすごすことは私には難しい」と述べ、ライス氏が戦死者の存在をきちんと認めず、イラク撤退への計画も示さず、大量破壊兵器についてなど誤りを認めようとしないと重ねて批判した。


ライス氏は、イラク戦争は大量破壊兵器の脅威排除のみが目的だったのではなく、テロリストを保護し、隣国を攻撃し、パレスチナ過激派の自爆テロを支援したサダム・フセイン元大統領を排除するためだったと反論。


ボクサー議員はこれに対し、議会がイラク戦争を承認した根拠は「大量破壊兵器のみ。それ以外の何者でもない。歴史を書き直すのは止めて欲しい。まだそれには早すぎる」と厳しく批判した。


ライス氏はほかに、ハイチの政情不安やアフリカ情勢、対欧関係などについて言及。午後の公聴会で共和党議員に北朝鮮について質問されると、「北朝鮮はとても危険な勢力だ。とても閉鎖的で不透明な社会だ。この問題に取り組みを続ける」と述べた。


ライス氏は、「米国は北朝鮮を攻撃したり侵略したりするつもりはないが」「繰り返しておくが、北朝鮮が何らかの(攻撃)行動を取ったり、行動のそぶりを見せたら、我々にはそれを食い止める抑止力がある。そのことを、北朝鮮は十分に理解しなくてはならない」と、北朝鮮をけん制した。


またイランの核開発疑惑については、イランが核問題で条約上の義務を果たさないなら、国連安全保障理事会に付託すると方針を示した。


ルーガー委員長(共和党)は、早ければ20日にも上院本会議で、ライス氏の国務長官就任を正式承認することになるだろうと述べた。
by miya-neta | 2005-01-20 08:36 | 国 際