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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

03年、自殺3万2109人

東京新聞

[ 2005年1月29日]

 自殺は男女とも月曜の発生が多く、時間帯は男性が明け方の午前5時ごろ、女性は正午ごろにピークがあることが28日、厚生労働省の2003年の自殺死亡統計で分かった。発生曜日、時間帯に踏み込んだ分析は初めて。03年の自殺者は過去最多の3万2109人(男2万3396人、女8713人)に達した。

 自殺死亡統計は、毎年公表されている人口動態統計を基に必要に応じてまとめられている。対象は国内の日本人。

 曜日別の一日平均自殺者数(祝日、年末年始とを区別)は、月曜で男性が約八十一人、女性が約二十七人とともに最多。どちらも週末に向け減り、土曜が最も少なく、男性で約五十四人、女性で約二十一人だった。

 時間帯は、男性が午前五時から午前六時台(12・1%)、女性が午前十時から午後零時台(16・1%)にピークを迎える。次いで男性は午前零時台、女性は午前五時から午前六時台が目立った。

 月別では、男女ともほぼ四月前後が多く、年代では、五十歳代の男性の割合が高い。女性には特徴が見られなかった。

 手段別では、男女とも首つりが約六割と最多だが、減少傾向にある。一方、練炭を含むガスは前年の倍以上の三千五百三十八人(男性三千百二十一人、女性四百十七人)に増えた。〇三年二月、埼玉県入間市でインターネットを通して集まった若い男女が練炭で自殺したのが報じられてから急増した。

 都道府県別の年齢を調整した人口十万人に対する自殺率の最多は男女とも秋田県。男性が一九八五年、女性は九五年から連続して最多。最低は男性が神奈川県、女性が佐賀県だった。
by miya-neta | 2005-01-30 17:38 | 社 会