33例目の脳死移植へ=意思カード柔軟解釈で初
2005年 02月 15日
(2月15日17:31)
横浜市立大医学部付属市民総合医療センターに入院中の50代女性が15日、臓器移植法に基づく脳死と判定された。臓器提供の意思を示すカードを所持しており、日本臓器移植ネットワークが移植に向けた準備に入った。同法施行後、脳死判定は34例目、移植が実施されれば33例目となる。
カードには、脳死での提供意思を示す文章の頭の数字「1」に丸印があり、その他の項に「すべて」と記載されていた。心臓、肺などの臓器名に丸印がなく、従来は記載不備として無効となったケースだが、厚労省は昨年12月、提供意思を生かすため記載を柔軟に解釈することを決めており、適用第1号となった。
[時事通信社]