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「二条河原落書」のネタ帳


by miya-neta

体外受精児:10万人追跡調査 産科婦人科学会が実施へ

MSN-Mainichi INTERACTIVE 医療


 日本産科婦人科学会(日産婦、会長・藤井信吾京都大教授)は19日、体外受精で生まれた子ども10万人の追跡調査を初めて実施することを決めた。体外受精による妊娠は多胎出産の割合が高く、低体重で生まれる子どもが多いため調査が必要と判断した。体外受精は治療を行う施設と出産する施設が異なることが多いため、実態がつかめていない。

 調査は、日産婦の生殖・内分泌委員会を中心に日本小児科学会や日本不妊学会など関連学会と協力して05年度から始める。各病院が持つ情報を集め、子どもの精神的・肉体的な発達やかかった病気とその罹患(りかん)率などを調べる。

 体外受精は83年に初めて実施が報告された。当初は数多くの受精卵を女性の体内に戻していたため、多胎出産するケースが多く、母子の健康に悪影響が出て社会問題化した。日産婦が96年に会告(学会指針)で女性の体内に戻す受精卵の数を3個までに制限した。また米国での調査では、体外受精による出産は早産が多いとの報告もある。

 藤井会長は「日本は体外受精を受ける人が多いので、子どもに及ぼす影響を調べる必要がある」と話している。【山本建】

毎日新聞 2005年2月19日 20時04分
by miya-neta | 2005-02-19 20:34 | 科学/技術