世界に配信された「ニッポンの未婚女性と独身願望」調査結果
2005年 02月 26日
[ 2005年02月26日 06時34分 ]
未婚女性の「結婚観」に関する調査結果は世界にどう映った?(ロイター)
[東京 25日 ロイター] 日本では、ほとんどの未婚女性が結婚することを望まず、生涯独身で居たほうが幸せ、と思っていると金曜日に発表された調査でわかった。この結果は、少子化に悩む日本の未来に暗い影を落としているようだ。
保守的な読売新聞が行った調査によれば、10人中7人の未婚の日本人女性が結婚しないままでよいと答えた。「この結果は、女性が独身でいることに対して社会が否定的に捉えなくなった近年の傾向を反映している」と言う。
日本政府は、急落する出生率に歯止めをかけ、人口の減少を食い止めようと必死である。日本の出生率(女性が生涯で出産する子どもの数の平均)は2003年で1.29人にまで落ち、これは第二次世界大戦以降で最低の数字になっている。東京では0.9987人と驚異的な低さだ。
世界第2位の経済大国である日本では、将来的に人口の高齢化がすすみ、今後の成長を落ち込ませるのではないかという懸念を強まっている。月曜日に日本では、人口の増加は0.05%しか増加しておらず、過去54年間で最も低い伸び率になっていると発表された。20004年10月1日現在、日本の人口は1億2768万7000人である。政府のシンクタンクは、日本の人口は2006年にピークに達し、その後減少すると予測している。現状の人口傾向に変わりがなければ、人口は2050年におよそ1億60万にまで落ち込む。
少子化の理由としてしばしば上げられるのが、高等な教育レベル、結婚や個人の自由に対する感じ方の変化、高まる養育費の財政的な負担、そして社会進出により就労時間が長くなった働く女性の育児の両立の難しさと託児施設の永続的な欠乏などである。
読売新聞では、調査対象の20歳代の男女で74%が「女性は未婚でも幸せ」と答えているが、30歳代では58%、40歳代では58%と年齢が上がるにつれ割合は下がっている。「この結果は、若い世代ほど独身で居たい傾向が強く、晩婚化に拍車がかかり、少子化もさらにすすむだろうという識者の見解を表している」と記事で述べている。
なんらかの処置がとられなければ、少子化により日本の経済成長の見通しに損害が生じ、個人の社会厚生福祉費用負担がさらに高まる上、心理的にも若者の社会離れが生じるのではないかと、10月に発表された政府白書で述べられている。
[日本語訳・D姐]
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